Fender Mexico Stratocaster
ギターつながりの友人が、「Fenderのストラトを一目惚れで購入したが弾きにくい」とのことなので、ちょっと弾かせてもらったところ、弦高が高いだけでなく、新品なのにビビりポイントが。
ネックを外して真っ直ぐにし、定規を当ててみたところ、明らかに落ちているフレットがありました。
Fender Mexico製の10万円以上するモデルなのに、こんなことが。。
自分では所有したことがないのですが、ネットの情報だとメキシコ製でもマスタービルダーが監修し、品質はUSA製と同等以上!みたいな評価だったので、工場の品質基準で一定のクオリティは保たれていると思い込んでいました。
今回たまたま、というのは工場の品質管理上あってはならないと個人的には考えているので、これは見過ごせません。
新品だろうが中古だろうが、ギターを買う時はしっかり試奏&検品をしなければいけないと改めて思った次第でした。
調整だけ頼まれてたのですが、軽く摺合せしてあげることに。
摺合せ
新品なのに、なんかフレットが既に汚れ(錆?)ている。。
はじめからフレットの高さが低めなので、摺合せ量は軽くに留めます。
削り過ぎないように慎重に。
いつもどおりマジックで黒く塗り。
今回は184mm radiusなのでHOSCOのTWSB-1を使います。

そして整形は、細いフレット仕様のHOSCOのTL-FF1。
↑サウンドハウス
削り&整形したところ。
金属磨きで磨いて綺麗になりました。
摺合せ前と比べると、綺麗になったのは一目瞭然。
フレットの高さも十分残っています。
やってみて思ったのですが、新品はフレットの整形具合もいまいちでした。
弦高調整
弦を張って弦高を調整。
弦高は、いつものHOSCO H-RG2で測りながら調整します。
今回は184mmなので7-1/4"radius。

↑サウンドハウス
友人の希望により、弦高は低めの1.5mm程度まで下げました。
摺合せ量も軽めだったので、これ以上下げるとビビりが始まる。
フレットの高さもそろってます。
弦高が下がったので、ピックアップの高さもバランスをみて少し下げました。
ギターを買う時には
「当店の専属リペアマンがバッチリ調整!」みたいにうたっていても、大体の楽器屋さんは、購入後問題が起きてもすぐメーカーに返品できるよう、新品にはほとんど手を加えることが無いのだと思います。
友人が購入した楽器屋さんは、個人的にはまだ良い方だと思ってましたから。。
やってもネックと弦高調整ぐらいでしょうか。
少ないとは思いますが、中には、自前で調整したものを店頭に並べている楽器屋さんもあります。
買うならそういう良い楽器屋で買いたいものです。
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